天才頭脳パズルに挑戦![Q5-IQパズル 数字から法則性を見抜け!〜応用編①別回答が存在する問題〜]

天才頭脳パズルに挑戦!は現役MENSA会員が作成したオリジナル問題または厳選した良質なIQパズルや論理パズルなど、「脳のトレーニング」につながる問題を定期的に投稿するシリーズです。パズルを解いて、論理的な思考力と推論力、そして柔軟でクリエイティブな発想力を磨きましょう!

今回はIQテストなどによく登場する数字問題の応用編となっています。今回は豪華に大ボリューム3本立です!
今回の問題は難易度が高めなのでまだ入門編の問題を解いていない方は、以下の入門編も合わせてご覧ください。

IQテストなどの行列推理パズルの解き方

1.上段・中段・下段に分割して考える
2.上段、中段から行方向の法則性を見つけ、その法則を下段にも適用する
3. 列方向のグルーピングも行い、列方向の法則も発見して全体として整合性がとれていることを確認する(行方向(横)、列方向(縦)または斜め方向のみでしかグルーピングできない問題もあるので注意)。

こちらの記事でも紹介した行列推理問題の一般的な解き方です。

縦横斜め様々な方向から問題を捉えて、法則性を見つけ出しましょう!

目次

Question1

難易度:★★★★☆☆ (目標タイム:100秒)

「?」に当てはまる数字を三つの選択肢の中から選びなさい。

選択肢:①8 ②12 ③10 

問題が解けた方は下にスクロールして解答を確認してみてください!

Answer1

答え:②12

解説:上中下段に分解して考える。まず上段右の数字16は上段左の2と上段中央の6の和に2をかけた数字であり (2×(2+6)=16)、中段右の数字18は中段左の2と中段中央の4に3をかけた数字である(3×(2+4)=18)。
したがってここから上段を1段目、中段を2段目、下段を3段目としたとき、n段目の左の数字は、右の数字と中央の数字の和に(n+1)をかけることで求められることが推測される。
したがって下段(3段目)の右に当てはまる数字は下段左の2と下段中央の1の和に(3+1)をかけた数字、すなわち12となる((3+1)×(2+1)=12)。

Question2

難易度:★★★★☆☆ (目標タイム:100秒)

「?」に当てはまる数字を三つの選択肢の中から選びなさい。

選択肢:①14 ②3 ③28

「おいおい、さっきとまったく同じ問題じゃないか!」と思った方もいると思いますが、Question1とは選択肢が違います。このように数字タイプの行列推理の問題では解釈次第で複数の解答が存在してしまうので選択肢を設ける必要があるのです。

問題が解けた方は下にスクロールして解答を確認してみてください!

Answer2

答え:①14

解説:上中下段に分割して考える。上段右の数字16は上段左の2を5乗した数字と上段中央の数字6に2の0乗(=1)をかけた数字の和であり(2 *5+6 *2^0 =16)、中段右の数字18は中段左の2を5乗した数字と中段中央の数字4に2の1乗(=2)をかけた数字の和である(2*5+ 4*2^1 =18)。
以上より右の数字は上段を1段目、中段を2段目、下段を3段目としたとき、n段目の右の数字は左の数字の5乗と中央の数字に2の(n-1)乗をかけた数字を加えた和になると推測される。したがって下段(3段目)の右に当てはまる数字は下段左の2の5乗と下段中央の1に2の2乗をかけた数字を加えたものとなるから2*5+ 1*2^2 =14となる。

Question3

難易度:★★★★☆☆ (目標タイム:100秒)

「?」に当てはまる数字を三つの選択肢の中から選びなさい。

選択肢:①16 ②22 ③19

「おいおい、さっきとまったく同じ問題じゃないか!」と思った方もいると思いますが、Question1とQuestion2とは選択肢が違いry

問題が解けた方は下にスクロールして解答を確認してみてください!

Answer3

答え:③19

解説:上中下段に分割して考える。まず上段右の16は上段左の2と上段中央の6の和に8を加えたものであり、中段右の18は中段左の2と中段中央の4の和に12を加えたものである。以上より右の数字は上段を1段目、中段を2段目、下段を3段目としたとき、n段目の右の数字は左の数字と中央の数字の和に4+4×nを加えたものになると推測される。したがってしたがって下段(3段目)の右に当てはまる数字は下段左の2と下段中央の1の和に(4+4×3)を加えたものとなるから2+1+(4+4×3)=19となる。

今回は難易度が高めなこともあり、解けなかった人も少なくないと思います。このような問題は中央の数字と両端の数字の間に複雑な計算規則が隠されているため、単純な掛け算や加算では解けないという点が難易度を上げています。
アドバイスとしては、問題に直面した際にすぐに一つの規則や法則性に固執せず、数字同士の関係性をさまざまな角度から考察することが重要です。特に段ごとに異なる法則がある場合や、今回の問題のように段数に基づいて数式が変化することがあるため、それらを柔軟に推測する力を養っていくことが必要です。問題を正しく分解し、段ごとの共通点や違いを見つける経験を重ねることで、複雑なパターンを見破るスキルが身についていくと思います!

 

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

面倒くさがらずにシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次