今回は久しぶりの古典的な論理パズルです。ただし今回のパズルは選択肢を選ぶ問題ではなく、自分が物語の人物だったときに何と言うかを問う問題なのでいつも以上に論理的に考える力が必要となります!
Question1
難易度:★★☆☆☆☆
とある島には2つの村があった。1つは「真実の村」で、もう1つは「嘘の村」である。真実の村の住人は常に真実を話し、嘘の村の住人は常に嘘を付く。
あなたはこの島の訪問者で、どちらの村がどちらかを知らない。
あなたは一つの道が「真実の村」へ、もう1つの道が「嘘の村」へ続いている分岐点にいる。そして、その分岐点には1人の住人が立っている。この住人がどちらの村の出身かはわからない。
このときあなたはこの住人に1つだけ質問をして、どちらの道が「真実の村」へ通じているかを確かめなければならない。
このときあなたは何と尋ねるか?
問題が解けた方は下にスクロールして解答を確認してみてください!
Answer1
答え:「あなたの村の住人は、どちらの道が真実の村へ続いていると言うか?」
解説:もしその住人が真実の村の住人ならば、真実を語るので、彼はそのまま正しい道を指すことになる。
もしその住人が嘘の村の住人ならば、彼は嘘をつくので、本当の答えとは逆の道を指すことになる。しかし、あなたが尋ねた質問は「嘘つきの村の人がどう答えるか」なので、彼は正しい道の逆を指す嘘をつくことになり、結果的に逆を取って正しい道を知ることができる。
したがってこの質問を用いればどちらの村の住人に尋ねても、示された道に従うと必ず真実の村へと辿り着くことができる。
Question2
難易度:★★★☆☆☆
Question1の続きである:
あなたは後日再び「真実の村」と「嘘の村」がある島を訪れた。
今回は、2人の住人が道の分岐点に立っている。一人は必ず真実の村の住人で、もう一人は必ず嘘の村の住人である。しかし、どちらの村の住人かはわからない。
あなたはこの2人に 1つだけ質問して、どちらの道が真実の村へ通じているかを確かめなければならない。 どのように質問すれば良いか?
この問題のポイントとなるのは2人の住人のうち、どちらが嘘つきでどちらが真実を話すのかがわからないところです。それでも1つの質問で正しい道を知る方法を考える必要があります。じっくり考え抜きましょう!
問題が解けた方は下にスクロールして解答を確認してみてください!
Answer2
答え:「あなたの隣にいる人は、どちらの道が真実の村に通じていると言うか?」
解説:
・真実の村の住人にこの質問をした場合、その人は隣の嘘つきがどちらの道を示すかを正直に教えてくれる。嘘つきは常に嘘をつくので、間違った道を指す。つまり、真実を話す人が教えてくれる道は嘘の村へ続く道である。
・嘘の村の住人にこの質問をした場合、その人は隣の真実を話す人がどちらの道を指すかを嘘をついて教える。真実を話す人は正しい道を教えるはずだが、嘘つきはその反対を教えるため、やはり教えてくれる道は嘘の村へ続く道である。
したがってどちらに質問をしても答えは必ず間違った道を指すことになるため、示された道とは逆の道を選べば真実の村にたどり着くことができる。
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